ぽん

ブラック・クランズマンのぽんのレビュー・感想・評価

ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)
3.2
白人至上主義団体KKKに会員(クランズマン)として潜入するクライムサスペンス。
ハッピーエンド😀で、バッドエンド😕。

ラストが衝撃的で忘れがちだけど、
見どころとしては白人ぶるコメディなロンや、機転を利かして問題を解決していくフリップ、そして徐々に関係が解れていく仲間たちはすごくよかった。
黒人達はあの髪型でどうやってシャワー浴びるんだろ?笑🤔

ただやっぱりこの映画はメッセージが評価されてますよね。
よく「映画は社会を映す鏡」といいますが、
この作品はまさに現代の人種問題・民族問題に強いメッセージを問いかける内容でした。

タイトルもすごく皮肉で、
「白人至上主義に潜入した黒人主人公ロン達」ともとれるし、
「黒人至上主義団体のブラックパンサー達」ともとれる。
結局、特定の属性に対する偏見や憎悪に満ちる同じ人間なのだけれど。

評価が少し低めなのは、やっぱり日本人にはピンとこない部分が多いからです。
どれだけニュースで追っていて、世界情勢を理解していても、所詮は対岸の火事。
アメリカ人がこの作品を見るのとは訳が違う。
(シンゴジラを外国人が見てどう思うかの裏返しですね。)

憎しみに居場所は無い

自宅観賞2020#155
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