ブラック・クランズマンの作品情報・感想・評価

上映館(39館)

ブラック・クランズマン2018年製作の映画)

BlacKkKlansman

上映日:2019年03月22日

製作国:

上映時間:128分

あらすじ

「ブラック・クランズマン」に投稿された感想・評価

tower1209

tower1209の感想・評価

3.5
余韻を残す音の使い方が独特だったけど、それが強すぎて、場面の移り変わりに何度かついていけなかった。音楽がもうちょっとテンポ良くても良かったんじゃないかと。
大阪

大阪の感想・評価

5.0
 アメリカだと民族的なバックボーンを意識せざるを得ないというとバッドラップが思い起こされてしまうんですが、アダム・ドライバーが演じるユダヤ系の警察官が白人として生きてきたが今だと自分のユダヤ系としてのバックボーンを意識しないときはないと話すシーンが印象的でしたね。
全体的にはコミカルでシリアスになりすぎないように進んでいくので楽しく見れるんですが笑いどころのネタもセンシティブではあります。

冒頭で流れる映画であったりだとかのフィクションによるヘイトの影響であったり自身の生まれのアイデンティティを意識させられたりだとか要素要素入っていましたけど最後、娯楽として余韻残しつつ終わったあと現代に直接的につなげてきたのは好みでした。逆さまになった国旗を白黒にしていくのすき
lemmon

lemmonの感想・評価

4.4
テーマとは裏腹に訴えかけるものは訴えて、楽しむところは楽しむメリハリの良さにハマった!

のほほんとしたワシントンのキャラクターもマッチ。

スパイクリーは國民の創生も風と共に去りぬもきっと何度も見たのだと思う。彼は映画が好きなのだろう。批判の奥に、おそらく名作ゆえの歯がゆさがあるのだと思った。

ラストの畳み掛けるメッセージに驚く。正直、個人的には冷めた。が、それを差し引いてもこの映画、好きです。
白人至上主義者集団KKKに潜入捜査した実話をスパイク・リーが実写化。
ロン役のジョン・デビッド・ワシントンは『マルコムX』で組んだデンゼル・ワシントンの息子というのも大変感慨深かったです。

ネルシャツの似合うアダム・ドライバー良かったです。
おれはアダム・ドライバーが好きすぎる〜
『アイ,トーニャ』の妄想デブ(ポール・ウォルター・ハウザー好きすぎる〜)も出てきたりで、みんなキャラが大変濃かったです。

最近多めの70年代人種差別映画ではありますが、トランプ政権の今この時とも繋がっていて、何度も現実に戻された。
笑える映画ではあったのに、最後は唖然とした顔で劇場を出されました…
atsuki

atsukiの感想・評価

4.0
「dis joint」は現実に基づいて、それは「sh*t」であると。でも「dis joint」を「映画」と訳していたと思うんだけど、意味を汲み取れなかった。ただの誤訳かな?敢えて言うなら、例えば、『リズと青い鳥』が音楽の力を信じることで「joint」に変わっていたけれど、「sh*t」であるように映画ないしはフィクションを信じていないようにも思える。むしろフィクションがリアルをスペクタクルにさせてしまうと捉えているのかもしれない。だからラスト映像までの編集や移動撮影は、いい意味でも悪い意味でも安易に見える。結局「joint」にさせる力がこの映画には無いということだし、「dis joint」を変えられるのは映画だと思うんだけどね。ただ『Mary Don't You Weep』は流れる。でもそれはプリンスの作品だよね。
アカデミー賞枠で1番ハマった。何が起こるかわからないでも確実にヤバいことが起こる展開が痺れました。
もうまさに黒人版ミッションインポッシブル。※トムクルーズみたいに身体は張らない元祖的なヤツ。

悪い事を考えてるヤツが車を運転しているだけの映像でワクワクが止まらない。事故れ!事故れ!って思いながら、見入ってしまいました。クライマックスにかけての盛り上がりが素晴らしい。こんな展開大好き!

でもエンドロール直前の映像はメッセージがこもり過ぎていて、もしくは皮肉が効き過ぎていて、こんな編集にするからアカデミー賞を逃したんだろうなって思ってしまった。
しかしながら痛快エンタメに仕上がっただろう本作品が、こんな風なオチにならざるを得ないアメリカの闇があるもの事実なんだなあと、感慨深いものがありました。

あと、完全に主役アフロを「This is America」を歌ってた人だと思い込んでいて、出演作品調べるまで勘違いしていた。デンゼル・ワシントンの息子かよ。とんでもない七光りッぷり。次回作がノーラン監督ってところで、これからの活躍が楽しみすぎる。
史実を映画化(この部分は映画上はフィクションとしても再現になる)しておいて、事件の中であった差別は未だに生きていて現代につながっているぞという監督の問題意識も明確に伝えられた一作。事件に顛末は一種の悲喜劇なんですがその中で悪名高い人種差別映画「國民の創生」で起きた事を語り、KKKの復活につながった事やコンピュータ史に残るトランジスターの父であるショックレー博士が優生学と人種差別偏見にのめり込んでいた事は今回初めて知った。
笑えるシーンは多い。でも未だに解決されない差別は残っていてニュース映像引用を交えて観客に突きつけてくる。見ている間、最後まで油断許さない作品だった。
りっく

りっくの感想・評価

4.3
本作はフィクションでありながらも、冒頭から第四の壁をぶち壊して人種差別主義者がまくし立て、「風と共に去りぬ」「國民の創生」といった映画史に残る作品を黒人の視点からメスを入れ、フィクションの世界から飛び出しトランプ政権下のアメリカに繋げてみせる。スパイクリーの自由自在な演出は、しかしながら一切混乱を来すことなく突き進んでいく。

それでいてスパイクリーが凄いのは、確かに人種問題を題材にしているものの、決して硬派な社会派作品でなく、エンターテイメントとしてメチャメチャ面白いという圧倒的な事実である。白人と黒人のバディもの、覆面刑事の潜入もの、さらにはブラックプロイテーションといったジャンル映画としての魅力たっぷりだからこそ、誰が見ても面白い。

その奇想天外な発想とユーモアとサスペンスが入り混じった舵取り、クールなルックと音楽、そしてブラックパワーとホワイトパワーが最高潮になる高揚感と畳み掛けるような編集。そのどれもがエネルギッシュでありながらも、決して独善的ではなく、自虐的で冷静な視点も持ち合わせている。また、溜飲を下げる展開が待ち受けていながらも、分かりやすいカタルシスの先にあるアメリカの現在に力づくでジョイントしようと試みた点にスパイクリーという映画作家の円熟味を十二分に感じる。

またキャスト全員の面構えも最高で、もちろんワシントンのイキリ具合と、ドライバーのとぼけた冷静さのコントラスト、KKKのメンバーの濃すぎるキャラクター、そして暗闇で大写しになる黒人たちの顔の美しさとインパクト。ひとつのフレームに様々な顔が横並びになるだけで、観る者に違和感やスリルを感じさせることに成功している。
haru

haruの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

40年前の実話ベースとあって、、これが実際にあったのか…設定面白いなぁ、フェリックスヤバイな、その妻もっとやべえな、しかしこの時代よりは少しマシな世の中になったよなと思っていると、最後の最後で、何も変わってねぇ、いやむしろ…と絶望感を抱かせる、エンタメよりな作風から一気に落とす振り幅で事実をまざまざと見せつけられる。今観るべき風刺映画だと思う
Ayu

Ayuの感想・評価

3.5
アメリカで一足早く鑑賞した下の妹から面白かったよ!と言われたので期待して待ってました(下の妹とは映画の趣味が合う)それにしても公開遅いよ!TOHOシネマズが6月から値上げとのことでますます活用しそうな値上げしないレイトショーで鑑賞、お一人様多めの4割くらいの混み具合。

期待通り本編はめちゃくちゃ起承転結ばっちりのエンタメで、すごい楽しい面白い!ってなってたらエンドロール前のニュース映像たちに頭をぶん殴られたような衝撃をくらい息を吞んで凍りついてしまった、現代もこの「差別と暴力」という問題は続いているのだという現実を目の当たりにした。この映像を観た価値で0.5点加点したくらい。

アダム・ドライバー好きとしては今作の彼の葛藤っぷりも非常に良かった。自分がユダヤ人であることをあまり意識しないで生きてきたフリップが自身のアイデンティティについて主人公のロンと背中を向かい合わせてポツポツ話すシーンがとても印象に残っている。主人公のロンを演じたデンゼル・ワシントンの息子のジョン・デヴィッド・ワシントンも好演。あとKKKのリーダーを演じたトファー・グレイス、最後に出てきた本人に似すぎてビビった。
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