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存在のない子供たちのtiaraのレビュー・感想・評価

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
3.8
フランス映画だしつまらなそうだなぁ…と思いながら見始めたらいつの間にかものすごく引き込まれてしまった。
とにかくリアル。
まるでドキュメンタリー。。

主演の男の子の悲しげな目がたまらない。
世の中全てを諦めているような、、希望なんて何もないって感じの切ない表情。

月並みだけど世界には今でもこんな貧しい国があるんだ、、って衝撃…
人身売買、育てられないくせに産む親、粉ミルクを溶かす水もない暮らし、まだ11歳の子供が結婚して妊娠させられる。。
日本てなんて恵まれてるんだろう。

で、主演のゼインが子供なのにすごく大人びてて、とにかく演技が上手で、こういう役柄だったけど実生活はスーパースターなのかな?って思ってググってみた。

そしたら、まさかの、ゼイン(役名と本名同じだった)自身が難民で、学校にも行けてなくて、自分の名前を書くことがやっとだということだった。

それ以外のキャストも難民だったり親が国外退去されてしまった赤ちゃんだったり…
だからここまでリアリティに富んだ作品ができたんだ。

なんか、見終わった後も色々考えちゃう映画だった。
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