わたる

存在のない子供たちのわたるのネタバレレビュー・内容・結末

存在のない子供たち(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

2つの意味で辛かった。1つは過酷な生活を見る辛さ。もう1つはカメラワークで酔った辛さ。後者はまぁ私が酔いやすいから仕方ないけど、あんまりグラつくシーンが多いのはやめてほしいなぁ…(ほとんどの人は大丈夫だと思うけど)

この映画を通して多くの人に考えてほしい問題だと思った。しかし、その生活の過酷さとそれに対する叫びを表すシーンが大部分を占めて、見ていて辛い時間が長い。その世界を見つめなきゃいけないと思う気持ちと、映画として見るのには辛すぎるという気持ちが両方あった。

子供をつくるかつくらないか、、、
産むべきか産まないべきか、、、
一生考えるだろう。答えはないかもしれないしずっと考えるべきなのかもしれない。

今回は、貧困層の生活の過酷さ、大人の身勝手な行動による理不尽、こんなことなら生んでほしくない…というような点を中心に表現されていると思うが、
そうなってしまう環境、状況が世の中にあることについてもよく考えたい。そういうのも少しずつ、変えて、変わっていけば、良いよね。
わたる

わたる