ジャ・ジャンクー監督作品は初めて。なんだろう…不思議な空気感の映画だった。
日本に似てるようで似てない、懐かしさも新鮮さも感じるような中国の風景をたくさん見られて、ちょっと旅行気分にもなれたりして。
ヤングマンとチャチャチャでノリノリのクラブ、楽しそう。いくら故人が推していたからって、葬式でも社交ダンス踊るのは笑った。しかも、クラブでも葬式でもフツーに横切って歩いてく人がいるのもなんか好き。
チャオのサバイバル能力の強さもステキ。メロメロな歌謡曲(しかもヘタ、それにマイクキーンってなる)が使われるのは無表情なチャオの心のうちなのか、ちょっとカウリスマキを連想する。突如ホラーっぽい画面になって、UFO？が飛んでくところには意表を突かれる。
お話はシンプルで、面白い！って感じじゃないのに、なんか引き込まれる。画がいちいちかっこいいんだよなぁ。なんだろう？光の加減かな？
そしてやっぱり中国は広い、大きい。だけど人と人との距離が近い気がした。
