パッと輝いて消える花火みたいな若い時のパートが鮮やか過ぎて、その後の静かで地味な人生を見ながらもあの頃のきらめきが忘れられない…というのは映画自体の感想と重なる。
チャオの服装、青の稲妻じゃない?と思ったらまさにそうで、ある種メタというか集大成なんですね。
最後がなぜ監視カメラなのかというのは“中国の今”を表してるのかな。あんな男どこがいいんだと思うけど。最後までまさに帰れない二人で、人生が終わらない限り終われないという終わり方に痺れた。リアル路線なのかと思えば奇妙にファンタジーだったり、独特。
この長さとある種の退屈さこそが必要なのは分かるけど、やっぱ長いもんは長い。