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バハールの涙のyoko45のレビュー・感想・評価

バハールの涙(2018年製作の映画)
4.4
 想像を絶する女性たちの苦しみ。
 監督はクルド人自治区に行き、前線で出会った女性たちから証言を集めたとのこと、敬意を表するしかありません。
 戦う女性バハールを演じるG・ファラハニと女性記者マチルドを演じるE・ベルコの体当たりの演技が緊迫感と臨場感を生み出しています。
「人が信じたいのは、将来の夢や希望。悲劇から目を背け、真実に関心は無い。それでも真実を追い、伝え続ける」
 多くの方々が、彼女たちの声に耳を傾けるようになればと思います。鑑賞後も、クルド人女性武装部隊や戦場記者の姿が頭から離れず、私は一体何を守って生きているのだろうかと・・考えながらの帰り道となりました。

(メモ)
ノーベル平和賞受賞者:ナディア・ムラド
「もう二度と私のような過酷な運命に翻弄される人がいなくなるように」
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