3786

イメージの本の3786のレビュー・感想・評価

イメージの本(2018年製作の映画)
3.2
行きの電車で「女は女である」を観ていたから良かった。理解力が乏しい僕からしたら全く分からない。多分中盤30分寝た、、、僕にとってドキュメンタリーは劇場向きじゃないのかもな。

それでも、ナレーションも兼ねている晩年のジャン=リュック・ゴダールの貴重な思想は十分に感じられた。編集は雑だが、映画の抜粋のような映像からは終始ゴダール臭を感じた。全ての映画監督はゴダールを愛し、ゴダールは全ての映画監督を愛している、そんな気がした。

画角という概念を飛び越え、1つの抜粋映像の中で何度もサイズを変えているのに違和感が感じられない。素晴らしい。またナレーションは劇場のあらゆる位置から聞こえ、内容は別にして、最高の映画体験だった。これは劇場で観るべき。
3786

3786