ろく

ドッグマンのろくのレビュー・感想・評価

ドッグマン(2018年製作の映画)
3.2
なんとなく見に行ったのはいいものの、始まって3秒で「そういえば私犬嫌いなのになんでこれ見ちゃったの?」と思ってしまった。
ちなみに犬が可哀想な目に遭うシーンはあるが、犬が死ぬシーンは一切無いです。

主人公のマルチェロは犬と娘にはとても優しい男で、イタリアの寂れた田舎町でドッグサロン?をやっていて、隣人たちとそれなりに楽しくやっている。
気弱な主人公だが性格はなかなかゲスなやつで、それもあって町の厄介者である悪友とも縁を切れずにいた。
この悪友というのがジャイアンも真顔になるほどの相当なクズ野郎なのだが、訳あって主人公は盗みごとの片棒を担がされてしまう。

もう少しエグい終わり方を想像していたので正直拍子抜け。
よく考えたらPG12なので当たり前ですが。
シモーネもそうだが、マルチェロも他人と円滑なコミュニケーションをとるのが苦手な人物だったように思える。
人間相手より犬の相手をしている方が性に合うんでしょう。
映像の美しさとちょっとだけ暗い気分になる脚本のバランスは良い。
寂れた町の雰囲気を生かす撮影は良かった。
治安が悪すぎて絶対に住みたくない笑。
ろく

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