ドッグ愛…
劇場公開時にフォロワーさんのレビューでやたらと『シモーネ』という単語を見かけてた記憶があって、、いつの間にかその記憶が改ざんされてシモーネは犬だとばかり。。
シモーネは人間でした。笑
ちゃんと掘り下げようと思えばできそうな作品。
深いテーマ、絶妙な演技、犬を絡めた脚本…
どうしようもない日常、人間の弱さ、社会の縮図…
作品全体としてのクオリティは高い。
ただ、主人公には中盤で一気に冷めてしまった。
ホントどっちもどっちだなと。
娘がいないのなら、どんな選択をしても良かったと思う。
表面的には娘が大事だ、と言いながらも結局は自分のことしか考えていない。
シモーネに負けず劣らずぐらいに主人公にもヘイトが。。
シモーネのクズっぷりと、主人公のバカっぷりが同じレベル。
救いだったのは、犬への愛情。
そのワンちゃんたちや娘ちゃんは可愛いかった。
犬と同じぐらい自分や家族を大切には出来なかったのか…。
彼の今後は。。
何とも言えない余韻に浸れる作品。