あまんだ

ドッグマンのあまんだのレビュー・感想・評価

ドッグマン(2018年製作の映画)
3.4
妙な小男が、これまた厄介者の一言には収まりきらない異常に粗暴な大男に搾取される。
結局、なんだったのか。
主役のマルティンは、どうにも掴み辛い男で、口では粗暴なシモーネに注意しながらも、犯罪に加担したり、怪我の手当てをしたりする。犬と娘には優しく、近所の人とも関係は良好だが、普通の顔で、軽犯罪を犯していたり、最終的にはいつもシモーネと行動を共にしたり、人となりが理解し難い。
どうも、アイツ、うぜぇよな!と、言うのは建て前で、むしろ、あんた…、ひょっとしてさあ…、シモーネの事…、好きなんじゃない?
と、言う気配すらする。

挙げ句、何が驚いたって、シモーネのせいで、とんでもない目にあったというのに、おい!アイツのどこを信用してそんな事言うんだよ!
と、言う驚きのセリフを繰り出す。

結局、アイツ、俺の事だけは友達だって思ってるんだ…😳
と、言うのは自分だけの思い込みで、やべぇ奴は、どこまでいってもやべぇ奴。
と、言う事を漸く理解し、反撃に打ってでるが、その反撃も、何だかなあ…、と言う感じで、うっかりどえらい事になり、最後までピリッとしたところは、皆無。

日和見主義で、身を滅ぼした男の悲劇なのか、喜劇なのか。
あまんだ

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