冒頭、凶暴な犬と主人公マルチェロをやや引き気味に撮ったショットだけで「あ、この映画は面白いな」と思ってしまった。
マルチェロは犬を愛してるけど自分自身も犬的な存在で、まさにドッグマン。一瞬シモーネ…
シモーネ...史上最悪のジャイアンキャラ。あれほんとに役者か?と疑うほどにデカくて怖い。
冴えないとか言うレベルを突き抜けてる、純粋すぎて馬鹿すぎる主人公。序盤の冷凍チワワのくだりが面白い。ホッとし…
このレビューはネタバレを含みます
お人好しと一括りにはできないのがミソ。人間ってこうだよなーと思う。そしてそこに自分の持っている力が伴う。それは能力であり、物理的なパワーであり。マルチェロはそれの使い方がとてつもなく不器用。最後奴を…
>>続きを読む百聞は一見に如かず、です。レビューを読んで吟味するより、観た方が早い。
ドッグマンという店のトリマーだからどうこうって映画ではない。
罪人でも、犬にとっては主人でしかない。
犬がいることで、偏見に…
"よしよし いい子だ"
* * *
個人的大傑作だった。
飼うか、飼われるか。
要求を飲むか、それとも噛みつくのか。
ジャイアニズムの権化:シモーネに振り回される小心者の哀れな主人公:マルチェロ。
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しょーもない男の人生にイライラしながらも、なぜか最後のシーンでいい映画だったなぁと思ってしまった。なぜだ。。
ストーリーは情けない主人公の言動や行動にイライラしっぱなしですし、全く気持ちが共感でき…
【エドワード・ホッパーの絵画的画作りと素晴らしい脚本が織りなすイタリアの鬼作】
いつの世界だって強い者が弱い者を搾取し、搾取される側は時には人間関係や人生を狂わされる。絶望に満ちた彼は立ち上がる。
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最後の長回しにしろ解釈がなかなか難しい作品だった。
マルチェロを従えるシモーネの関係が、犬相手のマルチェロなのかなとは思ったりしたけど…。シモーネのジャイアン味が強い。
初めはマルチェロが憐れに…
なんとも理解し難い、また腹立たしい映画であったが、余白が多いが故に沢山の解釈や思考を巡らすことが出来、人と語らうにはもってこいの題材なのかも知れぬと思った。貴方はあのシーンをどう思ったか?私はこう解…
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