タイトルのまんま。
砂漠の別荘で彼氏の友達にレイプされた挙句、彼氏にも裏切られて殺されそうになった主人公の復讐劇。
ロケーションからてっきりアメリカ映画かと思ったら、フランス映画だった。
コラリー・ファルジャは新人の女性監督らしいが、テリングのスタイルにすごくクセがある。
安っぽい音楽にシャレード表現も、どこか70年代プログラムピクチュア風。
狙ってB級に作っているので、ヒロインの戦闘適性凄過ぎとか、幻覚都合良過ぎとか、アレじゃ内出血止まらないとか、岩砂漠を裸足で歩けるワケが無いとか、諸々突っ込んではいけない。
とことん卑劣な男たちの死にっぷりも容赦無し。
重傷を負った女にとどめを刺す。
イージーな人間狩りのつもりが、いつの間にか逆に狩られていることに気付いた男たちの絶望感を強調するのは新鮮。
ファルジャ監督は、男全般に恨みでもあるのだろうかw
最初はチュッパチャプス舐めながらバカっぽく登場するマチルダ・ルッツが、戦闘モードに覚醒し女ランボー化するとむっちゃカッコいい。
回廊の様な家の構造を生かした、スプラッタなクライマックスもなかなか良くできてる。
この種のジャンル映画好きには必見の快作。
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