狂王キシリトールヴィヒ2世

バスキア、10代最後のときの狂王キシリトールヴィヒ2世のレビュー・感想・評価

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)
4.8
来月までにジャームッシュのことをもっと知らなければいけないからまずはここから。サラとロマンチックに散歩してるとジャンが花を渡して君はきれいだねって言ったんだなんてのろけかましてたんだけどかわいすぎか。パーマネントバケーションに流れる空気感の背景を肌で感じられる。70年代後半のニューヨークの退廃とエネルギー。当時はまじで路上でジョンルーリーがプープーやってたりする感じだったんだろうな。ブシェミとかヴィンセントギャロとかもいてガムクチャクチャ食ってるパティスミスかっこよすぎるしラモーンズもいるしジャームッシュの昔のフィルムキュートだしニューヨーク最高じゃん。どん底にアートがうまれ、潮流がうまれっていうのは感動的。南画2.0的な側面もあるのかなと思うけど言葉とレタリングの相関関係、いきいきとしたストリートの声が訴えかけてくる感じ。DIY精神いかす。バスキアのようにチェスターコートの襟はたてよう。