No.2603
NYがリアルにゴッサムシティ化していた時代。
荒れに荒れていたatmosphere。
混沌(カオス)から生まれ出たアーティスト、バスキア。
監督はジャームッシュのパートナーのサラ・ドライバー。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の製作者でもある。
そのジャームッシュも出てきて、当時のNYの雰囲気と、バスキアとのエピソードを語ってくれる。
バスキアも顔が広い人だったけれど、ジャームッシュとの接点は知らなかったので面白かった。
バスキアが目をキラッキラさせて「ジム、次の映画のことを聞かせてくれよ!」なんてジャームッシュに言ってたなんて、なんかいいよね。
でもね、一つ忘れちゃいけないのは、バスキアはたった27年しか生きていない。
死因はドラッグの過剰摂取。
バスキアに限らず、アーティストは生き急がなくていいから、
みんながやってるから俺も、みたいなのは本当にいいから、
ドラッグのない世の中で、僕はアートを楽しみたい。