よしおスタンダード

バスキア、10代最後のときのよしおスタンダードのレビュー・感想・評価

バスキア、10代最後のとき(2017年製作の映画)
3.3
No.2603

NYがリアルにゴッサムシティ化していた時代。
荒れに荒れていたatmosphere。

混沌(カオス)から生まれ出たアーティスト、バスキア。

監督はジャームッシュのパートナーのサラ・ドライバー。
「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の製作者でもある。

そのジャームッシュも出てきて、当時のNYの雰囲気と、バスキアとのエピソードを語ってくれる。

バスキアも顔が広い人だったけれど、ジャームッシュとの接点は知らなかったので面白かった。

バスキアが目をキラッキラさせて「ジム、次の映画のことを聞かせてくれよ!」なんてジャームッシュに言ってたなんて、なんかいいよね。

でもね、一つ忘れちゃいけないのは、バスキアはたった27年しか生きていない。

死因はドラッグの過剰摂取。

バスキアに限らず、アーティストは生き急がなくていいから、

みんながやってるから俺も、みたいなのは本当にいいから、

ドラッグのない世の中で、僕はアートを楽しみたい。