KH

アップグレードのKHのネタバレレビュー・内容・結末

アップグレード(2018年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

おおー、割と楽しめた。全然予備知識なしでジャケ借りして良かった。近未来大好きっ子の俺としてはこれが実際に何年くらい先の話なのかなーと想像するにおそらくは50〜100年くらいの未来かなーとか妄想する。途中科学にツッコミどころもあるにせよ。(刑事が資料を紙で送ってきたり、めちゃめちゃ賢いエロンがただのマスクをして病院に現れたり)なんでそこだけ現代チックやねん。近未来は絶対ペーパレスやろ!とか、そんなマスクで何が防げんねん‼︎とか、よかったらみんなも未来のアラを探して見てくれ。

しかしながら人間とこの場合はAIが出てくる物語に必要不可欠になってくるとしたら『ロボット三原則』なるものがあって、ロボットは決して人間に危害を加えてはならないとゆー設定をどうやって外してくるのかなーとか思ってたら宿主に四肢麻痺とゆー枷を設けてさらに敵に負わせることでハッキングしてそれを外させたところが上手いなーとか思った。
何よりおもろかったのがステムに身体を委ねると実際にロボットみたいな動きをするところがなんかリアルなのか、嘘くさいのかその中間なのか、挙句に動作と言葉がチグハグだとこうも違和感があるのかってのも新しかったし、役者すげーなと思う。今既にこんな世界に片足を突っ込んでる我々に対して警鐘を鳴らしているラストに関しても「あー、あそこでよく『人間には心があるんだ‼︎』とか言われてわけわかんないまま解決しなくて良かったー」とさえ思ってしまったので終わり方に関しても文句なしでした。肝心のストーリーも、身近な子悪党から始まり真の犯人を掴ませない手法もうまかった。最終的に人間の体を完全に乗っ取ったステムが何をしたいかを妄想しながら寝るとする。
複製をたくさん作って人類を完全にコントロール?それとも新たな存在へと自分をアップデートするのか。でもうんことかどーするんだろ?飯とかも食わなきゃとか思うと、ステムが少し不憫。。
KH

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