製作費が3億円ちょっと（300万ドル）でこのクオリティは凄いですね。Ｂ級感はあっても決して安っぽくはありませんでした。未来的な美術と映像センスによって作品の魅力は高められています。
物語自体はベタの組み合わせにも思えますが展開が巧みなせいか、引き込まれていく。あり得ないと感じさせるのではなくひょっとしたらと思わせてくれる未来感も良かった。
そして、この映画最大の見せ場は無駄な動きの無い超高速アクション。その正確な動きと独特なカメラワークが見事に融合していました。もう少しアクションシーンが見たかったという不満もありますが、予算を考えれば仕方なしですかね？
なお、この映画は低予算がゆえに有名な俳優は出てきません。ただ、一人どこかで見た顔だな？と思った女性の黒人刑事は調べたら「ゲット・アウト」のメイドさんでした。やっぱりこの顔、もといこの女優さんは存在感がありますね。
