アップグレードの作品情報・感想・評価 - 3ページ目

「アップグレード」に投稿された感想・評価

良かった。

物語のスタートはあまり上手いと思わなかったし、割とありきたりなストーリー、オチ...なのに楽しんだ自分がいた。
どこか既視感があったのは、そうか、ヴェノムか。

音と映像のキレが良く、トイレも我慢できるし、眠気も襲ってこない。

終わり方が、特に良かった。
これくらいの問題提起は残されたまま、議論されることは必要と思われた。

仮想現実、ぼくも住みたい。
TaiRa

TaiRaの感想・評価

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80年代のカロルコとかオライオンの映画みたい。最後の最後にリー・ワネルの映画だなぁって感じ出して来る。

近未来の設定だけどデザインとかがあんま頑張ってなくて逆に良かった。なんか雑に技術だけ進歩しちゃった世界として見れる。AI搭載自動車のデザインとか超適当だもん。ある日、妻が殺されちゃって夫は全身麻痺。希望ゼロな状況に高性能AIチップを埋めれば身体動くよってお誘い。埋める。で動く。そのAIチップが人体に直で話し掛けて来る事で人間とAIの掛け合いが生まれ、一種のバディ物に。妻を殺された男の復讐モノ、人間とAIの漫才、事件を追う刑事との駆け引き、そこに近未来SFアクションだからね。色々乗せてるけど全然胃もたれしないし、どちらかと言えばスッキリしてる。妻を殺した暗殺集団の人数とか、殺しに行く段取りや展開の速さとか、とても良い。AI自動運転によるハイパー身体能力描写も半分ギャグになってて良い。あの手書きの絵がプリンター方式なのウケた。アクション時もカメラの動きが誇張されてて楽しい。首から上だけヒィヒィ言ってるのも最高だし、ギャグで笑わせてる最中にゴア描写で引かせるバランスも好き。敵の仕込み銃のデザインがクローネンバーグっぽくてキモい。あの口髭七三分け殺し屋の佇まいが良かった。あとAI搭載人間の挙動が地味にロボっぽいのとか最高。ラストの動きがまたね。やっぱ『ソウ』ってジェームズ・ワンじゃなくてリー・ワネルの映画なんだなと。『マトリックス』とか『インセプション』を経た上であのオチはかなり辛辣。というか『マトリックス』前日譚じゃね。
T

Tの感想・評価

5.0
ブレードランナーからの2049でビジュアルのテンション高めておいて中身も骨太でめちゃめちゃよかった!

結構笑えるところもあって笑ってたら途中から全然笑えん展開ですごい脚本やわ

やたらグロいと思ったらソウとインシディアスの人なのか!!面白かった!
nakatsugi

nakatsugiの感想・評価

4.3
こういうアイデアが冴えた企画大好き。こういうやり方がまだあったか!って感じ。ブレードランナーだって最初B級とか言われてたな。
確かに予算が足りなくて、美術関係とかトホホなとこやいまさらなプロップはあるけど、むしろ金やキャラクターで誤魔化せない分アイデア勝負なわけだ。ネタバレが嫌なのでこれ以上は…最後まで良く出来た話です。
AskA

AskAの感想・評価

3.7
2019.11.7@シネマカリテ





アップグレーーード!!!!!
ただの設定面白アクション映画なのかなあって思ってたらそんなことなくて終盤「えっ!そっちに展開きるの?!」という驚きがありました。
後々、監督が『ソウ』の脚本の方だと知り、はあ、なるほどと少し合点がいきました。意外と警鐘モノ。
そんなことより!アクションがかっこいい!
敵が、アップグレードした主人公よりも全然強いというわけでなく、肉体的にはちょっと強いくらいな設定なのもよかった!
もう少し大きなスクリーンで観たかったよ!
アップグレーーーーード!!!!!
うーん、噂に勝る超傑作でした!
今年の低予算アクションフィルムノアール賞決定!
21世紀のターミネーターだ!的に評するレビューを見ましたが、コレはどっちかとゆーと「21世紀のメメント」ですね!妻を失った男の哀しき復讐劇!
AIが体を操るアクションももちろんいいのですが、ミニマムな場所で、ミニマムなキャラで、魅せる物語がなにかちょっと哲学的で、科学と人間の未来もきちんと見据えつつ、社会派ヅラしないで終始エンタメから離れてないところをめちゃ評価したい一作!
簡潔で有無を言わさぬエンディングまで超面白かったなぁーー。
風邪気味なのも吹っ飛びました!
公開劇場少ないですが、オススメです!特に風邪気味の人に!
近場では上映されず、ちょっと遠いところで上映してたけどタイミングが合わず・・・悶々としてたので一念発起して仕事帰りに観てきた!

SFハードボイルド。
何となくお話は読めてしまうけど、移植手術後のヴェノム展開とブースト演出が小気味良い、オモシロイ。

低予算な作りながら、工夫が凝らされていてよい感じ。抑制の利いたCGも効果的。お金かけずにセンス良くとりまとめているなあと感心。

ブレードランナーとかマイノリティ・リポートとかマトリックスとかインセプションとか、SF映画の先達をしっかり勉強してるようで。

突然ぶっ込まれた感が否めなかったVRエピソードは、そういうことだったのか。

良くできているけど何か物足りない、と思うのはさすがに贅沢でしょうか。親子関係とか、エロンの生い立ちとか、悪役たちの背景とか。あのまま終わるのは何とも切ない、もったいない・・・

でも、よーく考えてみると、STEM君は随分めんどくさいことをしてたような???
「忍者ではない、最新技術だ!!」
自己アピールもしっかりとww
あんなちっちゃいチップなのに超ハイスペックなのでとんでもないテクノロジーではあるのですが、どうってことのない弱点があるとか、宿主がいないと成立しない理由とか、そういう掘り下げもあるとよかったかもしれません。

ハイテクとローテクが同居/共存する世界観は、おっさん的にはサイバーパンクだなあと。それともアニメ「カウボーイビバップ」やマンガ「ディメンションW」の影響なのかしらん? まあ、ブレランもそうでしたけど。

主人公グレイを演じたのは、「プロメテウス」のあの人でしたかー。

このレビューはネタバレを含みます

妻・恋人のために敵を追う・最終的に黒幕が開発者側だったといった展開は「ハードコアヘンリー」を思い出させる。

自動モードのときの無機質かつバイオレントなアクションシーンは見ていて新鮮。

ラストがかなりビター。
コレは面白い。
人間と機械が一体となり、アクションとカメラワークが連動する。
ストーリーにも隙がない。
設定は珍しくはないものなのに見せ方ひとつでこんなに面白くなるんだ。

ブラムハウス流石っす
GreenT

GreenTの感想・評価

3.5
これ面白い!最初の格闘シーンめっちゃ面白くて、『マトリックス』でキアヌ・リーブスが「神」になった後、Mr. スミスのことを見ないでもパンチをブロックできるシーンがあるじゃないですか?あれの「まさにアップグレード・バージョン」みたいな感じで、激笑いました。

って笑って油断しているところに、バキ~~~~!口裂け~!って来て、うわぁぁぁグロ~!!で終わる、みたいな。このシーン完璧すぎて、2回観てしまいました。

この主人公、グレイを演じるローガン・マーシャル=グリーンは、iMDb の読者投稿欄ではやたらと「トム・ハーディそっくりさん」と呼ばれているのですが、そんなに似てます?個人的には、こういう「スター・オーラ」のない人を主役に持ってくるの上手いなあって思いました。奇しくも監督リー・ワネルが『ソウ』でアダムを演じた時のよう。

グレイの奥さんアシャを演じるMelanie Vallejoって人も、オーストラリアの役者さんらしくて全くセレブ臭がしないなあ~って思ったら、パワー・レンジャーとか演ってたんだって!

背景が2050年くらいの近未来で、主人公のグレイは「Techno Phob」つまりテクノロジー・フォビア、つまりハイテク嫌いって設定で、だから冒頭、クラシックカーを修理しているんですね。奥さんは最新の自動運転車に乗っているんですけど、テスラの自動運転車が人を轢いたりとか、現在まだまだ色々問題のある自動運転車。あと40~50年したらこんなんなるんですかね?

でもやっぱり、制御コンピューターが狂ったら、もう人間にはコントロールできない。グレイがハイテク嫌いなのわかる!

なのにグレイは、自分も「ステム」と呼ばれるコンピューター・チップに頼るハメになる。

この「ステム」が『月に囚われた男』のガーディを思い起こさせましたね~。冷静で無感情なんだけど、そこがユーモラス!

カンフー映画のようなアクションを、「自分の意志ではないのに超人的」な動きに見事に昇華させて、あんな動きになるって良く考えたなあ~ってすごいんですけど、それをまたローガン・マーシャル=グリーンが上手く演じるんですよね。身体の動きもそうだけど、オロオロした表情とのギャップがめちゃくちゃ面白い。

ハッカーのジェイミーも好き。アジア人ぽいけど国籍不明、「性別は訊かないで」って!!あの人が「彼らに勝たせたくない」って逃げちゃうのがなぜなのか良くわからなかった。

あ、忘れるところだったけど、コルテス刑事が、『ゲットアウト』の「ノー、ノー、ノー、・・・ノノノノ・・・・」でお馴染みのベティー・ガブリエルなんだよね~。どっかでみたことあるなあ~って思ったら。

あと、グレイが事故ったあと、面倒を見るお母さんが、ちゃんと物語に絡んできて、その後特に若い女も出てこない。「スター性のない主人公」「国籍も性別も定かでない非白人」「黒人女性の刑事」「若くない普通のおばさん」という配役でも面白い映画は成立する!ということを証明してくれた。また、iMDbの読者投稿でも、「低予算なのに映像すばらしいし、CGもすごい良かった!」って褒めている人がたくさんいた。

これとか『ルーシー』とか観ると、『ジョン・ウィック』をありがたがって観る人が多くて大ヒットするのは、単に大々的に宣伝されてるかどうかってことなんだな~とつくづく思う。