アメリカン・アニマルズのmのネタバレレビュー・内容・結末

公開当時気になってたが観てなくて、エターナルズで同じ俳優さんが出てたから今更観るっていう。

思ってたより緊張感があった。
事件起こした本人が出てきて喋ってて、回想するつくりも新鮮だった。

劇的な強盗の話ではなく、自分たちと同じごく平凡な、日々に退屈している大学生の話だった。
それがリアルで、"何か大きなことをやってのけたい"みたいな気持ちは少なからずわかるなと思った。でもインタビューの、実際の彼らの苦い顔をみていると、他人を傷つけて行った事からは何も得なかったのだとわかる。平凡な人生は退屈でつまらないけれど、何か事を起こしても上手くいくとは限らなくて、人生はそんなに上手くできてないんだと教えてくれる。そんな映画だったように思う。


ウォーレンは実際はバイヤーに会ってないのかもしれない、とか言い出した辺りからおっと、、？と雲息が怪しくなりはじめたというか。事件があった事、その本人たちが出演している事は真実ではあるけど、その内容や詳細な部分は皆で共有されてないのか、語りたくないのか、わざと映画内では語らないのか、混乱した。
ドキュメンタリーと思いきや、ちゃんと脚本があって映画的要素もあるもの、みたいな。観た事ないつくりの映画だった。