予告編以外の事前情報一切無しで観てしまったせいで完全にテンション間違えた。
実話ベースのポップでスリリングな青春映画かと思いきや、めちゃクソ重たい犯罪ドキュメンタリーやないか。
観賞後は3時間くらいあったかと思うほどの疲労感。ドキュメンタリーパートの生々しさと、ドラマパートの演出のダブルパンチで相当メンタルに来てしまった。
一般的な映画だったら粗すぎる部分も、「これは事実である」という前提のもとで全て許されると言うか、その粗さこそ真実であるという見せ方をしてるのはなるほどなと。
でも個人的に思ったのは、人はカメラの前ではどうしてもカメラの向こう側を意識してしまって、結果意図せず自分の中でドラマチックな演出を付け加えてしまっていて。
故にこの映画はあくまでドキュメンタリーであって「事実」ではない。という個人的な結論。
あとは犯人たちが一人称で語る内容の齟齬をそのまま映像に落とし込んでるのは面白かった。
ちゃんとテンション合わせて時間空けてもう一度見たい。