アメリカン・アニマルズのネタバレレビュー・内容・結末

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「アメリカン・アニマルズ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

未熟で単純などこにでもいる若者たちの未熟で単純な犯罪実話。失敗必至な未熟で単純な犯行が土壇場の機転とか運命の悪戯とかで予想を裏切ってうまくいっちゃうっていう結末だったら映画としてもっと面白かったろうけど、事実は映画や小説より奇ではなかった。
良い意味で予想と違かった!
本人達の語りとインタビューを基にした映画、演出はかっこよくワクワクさせてくれるが、反比例して気持ちは沈んでいく...
私たちは特別なんかじゃない、と分かっちゃいるけど受け入れきれない時に見たい。
映画のポスターを見た時から好きな映画に違いないと確信した。
実際、すごく面白かった。
青春の高揚感と、取り返しのつかない過ちを犯した時の後悔、その両方を感じさせられる映画だった。

退屈な日常に嫌気がさし、何者かになるためには大きな転換点が必要だと考え、本の強奪を企てる。

その計画を考えていく過程、実行のための準備、実行直前までの流れは自分もその場にいるかのようにワクワクした。
カメラワークと、何よりも音楽の良さがそれに一層拍車をかけたと思う。

しかし、もう戻れないところまで来たら、それまでとは反対に、不安や焦りのようなものに満たされ、生きてる心地がしなかった。

1回目の計画中断の際にスペンサーが感じる、犯罪をしないで済んだ時の解放感、自由の喜び、失いかけて気づくかけがえのない日常を取り戻せたシーンは、誰しも共感できるところだと思う。その分、また計画が進み始めた時の不安はそれまで以上のものになった。

BJの悲鳴が苦しかった。誰も傷つけないと考えていたが、私利私欲のために人を傷つけている事実。もう後戻り出来ないという現実は頭がパンクしそうになった。

最後に逮捕されるシーンは、もはや救いであるように感じられた。もう怯えないで済むから。

そこそこ長めの映画だと思うけど、恋愛が全く絡んでこなかったのは個人的に嬉しかった。
前半ストーリーの緩急なくて退屈〜って思ってたけど、実行してからがこの映画の本編だった
期待値高すぎて、劇的な展開求めすぎてたから、思ったよりドキドキしなかったかな。
けど、それこそこの映画のメッセージなのかもと。

人生、そんな簡単に劇的な展開、劇的な変化は見込めなくて。
どんなに大きくて、ぶっ飛んだことして、世界変えようぜってなっても、案外そんなドラマティックなものはやってこない。

そんなこと感じたなー。

最後に、図書館司書の女性(本人)が、
「彼らは楽な道を選んだ」
って言ってたけど、確かにそう。
一発逆転的な爆発を起こすのは、刺激的でワクワクするけど、それは考え方によったら楽である意味簡単な道。
そうじゃなくて、実直に淡々と転機を狙う方が苦しくて、けど確かなものなのかと。

「大学生による完全犯罪。しかも実話」
とかいう大きなもの想像してたけど、この映画で伝わってきたのは、もっと淡々として単純で、現実的なものだった。
クソダサポンコツオーシャンズ、みたいな。ボロクソ。
どうしてもお金が欲しい!とか、成功しないと殺される!みたいな目的、決死の覚悟がなく、ただスリルを味わいたい、非日常をやりたい、みたいなのでは絶対に成功しないわけで。
全員のポンコツなリアリティを笑う通り越してイライラして、結局通り越して失笑してた。
アメリカでは大爆笑なの…?
別にスマートに犯罪して欲しいわけじゃないんだけど、
ビビりっぷりとかリアルで笑うんだけども、、、、
自分らって結局は普通なんだよね。って最後言ってたけど、それをわざわざ映画で見たかったかと言われると別に見たくはなかったので、俳優さんたちは素晴らしかったんだけれども点数は上記の通りでございます。
予告見た時点ではオーシャンズみたいな感じなんかと思ってたけど。。。
やられた!この騙され方は好き!
妄想は、現実よりも遥かに都合良くつくられている
若者たちがいきいきしてた。実際いけいけどんどんの俳優を集めてるらしく、勢いがすごいしその人たちとあの素晴らしい鳥の絵が映ってるだけでみて良かった。
チャスが車の中で泣くところ泣けた。ああいう泣き方むかしよくしてた。今もたまにするけど。
ノイズにノイズが重なって最悪の方向にぐんぐん進んでいくのを外から見つめていると本当に気持ちいいなあと感じた。演出がオシャレ。
特別室に入ってからのシーンがめちゃくちゃ良かった。動機に対する共感はあまりないがいざ私が何かしらの犯罪を計画的に犯そうとする段になればあれと全く同じ状況になるだろうなと思った。
格好いいポスター格好いい演出に反しバカなことはやるもんじゃないし自分を過信するな。そういう映画。犯行後に茫然自失としている彼らの面持ちが印象的。
狂った夢から最後に現実に戻される感じ
うわあああああって
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