アメリカン・アニマルズの作品情報・感想・評価

上映館(2館)

「アメリカン・アニマルズ」に投稿された感想・評価

hmsh

hmshの感想・評価

4.0
一旦記録

このレビューはネタバレを含みます

期待値高すぎて、劇的な展開求めすぎてたから、思ったよりドキドキしなかったかな。
けど、それこそこの映画のメッセージなのかもと。

人生、そんな簡単に劇的な展開、劇的な変化は見込めなくて。
どんなに大きくて、ぶっ飛んだことして、世界変えようぜってなっても、案外そんなドラマティックなものはやってこない。

そんなこと感じたなー。

最後に、図書館司書の女性(本人)が、
「彼らは楽な道を選んだ」
って言ってたけど、確かにそう。
一発逆転的な爆発を起こすのは、刺激的でワクワクするけど、それは考え方によったら楽である意味簡単な道。
そうじゃなくて、実直に淡々と転機を狙う方が苦しくて、けど確かなものなのかと。

「大学生による完全犯罪。しかも実話」
とかいう大きなもの想像してたけど、この映画で伝わってきたのは、もっと淡々として単純で、現実的なものだった。

このレビューはネタバレを含みます

クソダサポンコツオーシャンズ、みたいな。ボロクソ。
どうしてもお金が欲しい!とか、成功しないと殺される!みたいな目的、決死の覚悟がなく、ただスリルを味わいたい、非日常をやりたい、みたいなのでは絶対に成功しないわけで。
全員のポンコツなリアリティを笑う通り越してイライラして、結局通り越して失笑してた。
アメリカでは大爆笑なの…?
別にスマートに犯罪して欲しいわけじゃないんだけど、
ビビりっぷりとかリアルで笑うんだけども、、、、
自分らって結局は普通なんだよね。って最後言ってたけど、それをわざわざ映画で見たかったかと言われると別に見たくはなかったので、俳優さんたちは素晴らしかったんだけれども点数は上記の通りでございます。
カピ吉

カピ吉の感想・評価

3.6
大学生が起こした強盗事件の再現。と言っても誰も死なないし、傷付いたのは犯人だけと言う、喜劇のような事件。青春の暴走を笑い飛ばしながら鑑賞。実際の犯人たちが途中で出演するのが斬新。
実際に実行に移した犯罪者の回顧語りと、彼らの犯した犯罪の再現ドラマが交互にかかる。

計画を立ててる時は楽しかったんだろうけど、実際に実行に移して、初めて自分のやってることの事大の大きさに気がついた瞬間、びびってパニックになる瞬間、罪の重さに怯えながら日々を過ごす瞬間など、面白かった。

ラストで逮捕された時は、みんな「もう怯えなくて済む」とホッとしたんじゃないかなぁ?

しかし、これが創作でなくて、実話って言うのが凄いというか、「どこまでバカなの?」という感じ。
死人が出なかったのが、なによりでした。
Tommy

Tommyの感想・評価

3.4
退屈な日々を変えたい→大犯罪を犯す
この動機と過程に納得がいかない。

一線を越える所からの緊張感とあまりのポンコツさへの笑いの交錯はリアルでたまらなく良かった。
その時々を音、音楽を巧みに使い上手く表現していた。
最初の反転した映像は何を表現したかったのか?
モラトリアム映画。現実のモラルを映画に持ち込むヤツは「分かってない」で済むけど、映画のモラルを現実に持ち込むと大変なことになる。
また、この映画は顔の映画でもある。ウド・キアの貫禄をみると「あ、やっぱコイツらダメだわ」と思えるのだ。この時点で4人組の負けは確定したと言ってもいい。犯罪を遂げるにもそれなりの資質と努力が必要なのだ(ウド・キアは犯罪者ではありませんが)。
藤さん

藤さんの感想・評価

3.7
正直、予想よりかなり良作だった。
2000年代に起こった事件なので、インタビューに答える当事者達もまだ若くきっと事件当時のことを昨日のことのように覚えているんだろうな...という気持ちでやるせなく感じた。
音楽も新旧問わず流れ、ゾディアックのエンディングで流れたドノヴァンには嬉しかった。
タランティーノリスペクトも欠かせないが、バリーコーガンら若手達の陰鬱な表情が印象的。
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