アメリカン・アニマルズの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「アメリカン・アニマルズ」に投稿された感想・評価

覚悟もなく起こしてしまった稚拙な犯罪。度胸もなく良心常識ある普通の人間がこうも引きずられて簡単に犯罪者になってしまったのは、誰もが他人事ではないが、一線を越えてしまうハードルは徐々に下がってるのだろうか。
「人生に刺激を求めろ」っていう話かと最初は思った。色のない人生に色を取り戻すために、、みたいな話ではなかった。

これは壮大なしくじり先生だということが最後にわかるんだけど、「これは事実に基づいた話」ではなく「これ事実である」というテロップから当人の4人のインタビューで始まるだけあって、内容がすごくリアル。華麗な強盗劇じゃなくて、計画通りに全くいかない、計画漏れも多く鈍臭い失敗や本番を迎えた時や、いざとなった時の人間の心の弱さが描かれてて、おれはこっち系の方が好きだなあと思った。

最後のインタビューで、「自分は特別な存在だと思いたくて、殻を破ってみるけど、みんな普通の人間なんだ」っていうセリフがすごく刺さった。みんな特別ぶったり目立ちたくてハメ外したりダサいことしたりして人に迷惑かけてる。だからといって人並みにコソコソ生きろって言うことじゃなく、4人とも服役したあと、それぞれの夢に向かって踏み出してた。自分の味気ない日常が嫌で楽して刺激的な日常を求めようとするんだけど、それはエゴで、本当に自分が特別になりたければ積み上げてなるしかない。元々人は特別なんかじゃない。最後はそういう感じのポジティブな感じとれた気がして好きだった。今の若者には刺さる内容なんじゃないかなー。
これから犯罪しようとしてる人にオススメしたい。"真実"だから妙にリアルで超エキサイティン。どんだけちゃんと計画したり練習したりしてもその特別な日は一生来ないんじゃないかって錯覚したり来ないでほしいって切望する感覚。今までに感じてきたその感覚がずっと頭の中でグルグルしてて個人的に不快に感じてしまった。内容も面白いし形式も珍しくて良いと思うけど俺には合わなかった。
YO

YOの感想・評価

3.5
共感するわけじゃないけど、事件起こした後逃げる車内で、ゲロ吐くのは納得してしまった。
magster

magsterの感想・評価

4.0
4月から見そびれまくってていた作品を、アップリンク渋谷さまがいろいろ上映してくれそうでうれしい!
きょうは「ダンケルク」の儚い青年役がとても印象的だったバリー・コーガン主演のクライム映画「アメリカン・アニマルズ」。
自我を持て余した大学生が、大学図書館に保管されている高価な画集を強奪する実話、しかも実際に事件を起こした4人の青年のインタビューも絡めた構成。
その計画から実行までがあまりにおバカすぎて、うそでしょ?実話設定のフィクションなの?と思いながら観てました。
4人全員よく顔出したなぁ、特にMr.イエローの彼!
ブルーがキリッとしまった映像と懐かしめの音楽、バリー・コーガン演じるまだまだ幼い青年の心の揺れみたいなのがよかったです。
akyd

akydの感想・評価

2.6
勝手な解釈だが、題名から広告の打ち方まで批評的
ニュートラルな意味で胸糞悪い つまらなくはないが胸糞悪いので星少なめで、、完
「映画」は誰のためにあるか?

という問いを、鑑賞中ずっと考えながら観ていた。
所謂「実録犯罪モノ」として実際の事件の当事者。特に犯罪者側が劇中、見事なぐらいにシームレスに割り込んでくる。

ましてや「ケイパーモノ」という娯楽映画のジャンルとして、しっかりとエンターテイメントとして順当に成立している上、出演者たち、当事者たち含めて淡い青春映画としての側面と、若さ故の「軽さ」がとても不謹慎に映る。

しかし終盤へと向かうにつれ。
「特別」に深入りし、現実感の伴わない現実と、変えようのない現実が錯綜してくる辺りから、卑小な現実の自分と、向こう側の自分がせめぎ合い、特に劇的ではないが明確な「決め手」によって危うい一線を越えてしまう。

危うい虚構としての自分のアイデンティティ。厳然と立ちはだかる現実。
そして「実話」としての現実。
フィクションとリアルの境界を行き来する演出が実に映画的。

そしてあらゆる虚構が打ち砕かれ。虚構を現実が食い破った後に残ったのが、それでも現実の中で「虚構」を生み出していく生々しい到達点に感動。

「映画は誰のためにあるか」

それは間違いを犯しても、生き続ける道を選ぶしかない全ての人々のものだ。

犯罪という一線を越えてしまっても。それを踏み止まっても。
「生きる」という時間の中で考えさせられる。
そのことが映画を観続ける理由になったりもするなぁとか、思いながら劇場を出た。

ただ、上映中何度もスマホを見るのはやめてほしい。
罪を犯す瞬間の切り替わりが最高
かべ

かべの感想・評価

4.2
アップリンク渋谷
スクリーン3
かなり好き。