いやー、これは、音楽映画版小津ですね。って、雰囲気で思ったけど、奥さんをなくして男手一つで娘を育ててきて、その娘の巣立ちが迫っている。。ってとこも似てるか。結婚はしませんが（笑）
ブルックリンで通好みなレコード店を経営する髭もじゃヒップスター親父が、UCLAへの進学を控えた娘とジャムセッションするうちに彼女の才能に気づき、バンドをやろうと提案する。。というストーリー。娘の成長を暖かく見守るいい父親でありつつ、亡くした奥さんや過去の自分のキャリアへのこだわり、ちょっとした頑固さとか、大人になれないところも併せ持つのがリアル。親子ともにさりげなく成長していくのが素晴らしいし、いかにもインディーズ的な曲調に乗る娘のソウルフルな歌声もgood!
それから、Tweedyオマージュも良かったな。考えてみればあれも親子バンドで、お母さんを亡くした時に作ったんだっけか。
