あくとる

ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうたのあくとるのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭と終わり際は文句無し。
音楽によって繋がる親子の絆。
他の音楽映画でもそうですが、音楽を作り上げるシーンにはやはりアガってしまう。
主人公の『音楽が好きで好きでしょうがない』のがよく伝わってくる演技が素晴らしい。





ただし、映画として上品すぎる、良い子すぎる故の物足りなさを少々感じました。
中盤がいまいち退屈。
Spotifyでバズって盛り上がっていくのかと思いきや、スカウトが来た件も特に掘り下げず、父娘各々の等身大の(年齢相応の普遍的な)悩みに終始してしまう。
正直、父親の恋愛パートとか不要だったような…。
物語の焦点が絞れず、主軸がぶれてしまった印象。





(余談)
お婆さんを演じているのがトニ・コレットだったので、『ヘレディタリー』を思い出して不穏な気持ちになったのは自分だけでしょうか…笑
『ヘレディタリー』の呪い恐るべし…。