知能指数が3くらいの人に似た何かが大金を巡って戦うアクション映画。マジで全員、相手を殺せる時には殺さず、ラストまで無駄に逃がす。脳に疾患でも抱えてるのかと疑うレベル。
パッケージのような服装をすることもなければ、タイトルのように誰かを守ることもない。ボディガードではなく、介護士であるから当然である。女性介護士だと受けないことが分かっていたからだろうが、嘘はいけない。
内容的にはどうしてそうなるの? という疑問の連続である。誰も答えをくれないが、制作サイドも答えを用意なんかしてないだろうから気にしてはいけない。
中盤辺りのお風呂シーンとか意味不明すぎる。なんで全身に裂傷を負っているのに風呂に入るの? お風呂のお湯真っ赤になってるんですけど。あと、徒歩圏内で逃げて風呂入ってる場合じゃなくない? 後のシーンではその時に直さなかった傷を縫合してるし。なんなの?
自分が仕掛けた罠に獲物がかかったら、出ていった瞬間に罠を逆に利用されてるし。その後に警官を誤魔化して帰すのかと思いきや殺すし。いや、だったら一旦解放した意味なんなんだよ……。
どいつもこいつも敵を前に自分語り始めるし、無意味な電話するし、最終的に警察に電話するなら最初からしてろよ! もう全部必要なかっただろ!
結局は金を取られて終わるし、まったくもってアクション映画にあるはずのすっきり感がない。だと思ったよ! という悲しいツッコミをセルフで入れてお仕舞いである。
女の人の無双でもないので、女の人のアクションを見たいだけの人にしか需要がない映画。ただ、これを見るならアトミックブロンドでも観た方が遥かに面白いのは確かだろう。