ツナ缶

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のツナ缶のレビュー・感想・評価

5.0
タイトルの『愛しき』の部分に赤マルを何重にも付けたい気分。

主人公の鹿野さんは筋ジストロフィーだ。不自由な身体で出来ないことは、他人を使って補う。そこには躊躇も妥協も無い。使われる側はボランティアなのか下僕なのかと一瞬考える程に。
しかし関わる人々はどんどん鹿野さんの魅力に惹き込まれていく。彼の我儘には人の心を動かす力があるから。

沢山笑えてホロリとする素敵な映画だった。
是非鹿野さんを演じる俳優大泉洋を観て欲しい。魅力溢れる愛しき存在鹿野さんとして画面の中から勇気をくれるから。
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