さくらんぼ

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のさくらんぼのレビュー・感想・評価

3.8
筋ジストロフィの鹿野さん(大泉洋)と彼を支える家族ボランティアを描いた実話。

「できないことは助けを求めよう」「障害者がわがままを言ったっていいじゃないか」を実践した人。この映画を見てもやっぱり人を惹きつけるのは人間力なんだと思いました。わがままを言うし憎らしいことを言うけど、彼の周りには人が集まってきます。500人ものボランティアの人が彼を支えたそうです。

本当に大変な病だけれどユーモアに溢れ愛された鹿野さんを大泉洋さんが見事に演じていました。彼の想いには『自立』が色濃くあり、障害者の親が全てを背負う必要はないとの気持ちの裏に両親への愛を感じ、最後の手紙は涙しました。

女の子と心が通った瞬間「ほんとだったらここで抱きしめるんだろうな」の言葉がせつなすぎました。
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