東を向いたペンギン

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話の東を向いたペンギンのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

まず、障害者介護でボランティアが救われるという話があります。
自分にはまるで想像がつきません。

でも、この作品は
そんな事があるのかもしれないと
とても考えさせられました。

自然界では1人で生きられないものは
生きる事を許されません

人は生きる自由を
支え合って一緒に生きていく
不思議な生き物です。

1人で生きていると思っても
だいたい誰かが影響していて
それが繋がっていく
そんな内容が詰まった作品だと思います。

ほとんどが鹿野さんの自宅、または病院のカットばかりですが
変わるがわる起きる展開のテンポがとても見やすいと思いました。

退院パーティの演出から旅行までは
なんとなく読めてしまったのが
惜しかったなと。
「美咲ちゃん来れなくて残念だったね。」
のセリフはいらなかったんじゃないかな。。


病院絡みの部分は
比較的細かく描写をしていると思いますが
映画だからと目を瞑る部分も多少ありました。

全体的にはオススメできる作品です。
楽しんで、泣かせて頂きました。