あざらし

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のあざらしのレビュー・感想・評価

3.3
「鹿野さん…なにさま?」

1994年 北海道 札幌。
カップラーメンを食べさせてもらい、新聞を読ませてもらう男性:鹿野。多くのボランティアの方に介護してもらい、ご満悦です。

彼は首から下が動かせなく、また心臓部も弱っていました。しかし、口は達者で次から次にボランティアに指示を出していきます。

そこへ、女性:みさきがやって来ます。彼女は彼氏:田中がボランティア活動しているのを見に来たのでした。

みさきは教育学部の学生です。医学生の田中目当てにボランティアに参加しますが、障害者の鹿野のわがままに振り回されます。

三浦和馬さんはイケメン俳優だと思っていましたが、とても演技が上手いですね。この映画では、有名な俳優さんがたくさん出ていましたが、一番、群を抜いて上手かったです。

日本映画がなぜあまり面白くないのかと時々思ってしまいますが、そこは演技力の足りない俳優さんが人気という力の元で映画出演しているからかもしれません。

この映画は、障害者とそのボランティアを中心に展開しますが、それがキレイごとだけの映画にしていない所が良いと思います。

「なんであの人のためにそこまでやるの?」
あざらし

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