多分僕がこの作品をどう語ったところでガチのガンオタからは「ニワカがなんか言ってるよ。笑」だし、フォロワーさんからも「うわぁ…ガンダムかよ…」ってなるのは百も承知で敢えていうけど…
新たな世代が新たな少年達に語らう物語の序章として、機動戦士ガンダムNTは最高だったぞ!!
はっきり言ってファンタスティック・ビースト の100倍不親切設定なので、専門用語と何の説明もなしに打ち込まれる人物設定のオンパレード。
基本的なガンダム知識とUCの予習は必須だけれど、それでも僕が素晴らしいと思ったのは戦後日本を見て育った富野がガンダムを作った事に意義があるように、この20年と震災を知っている世代が新たに"語るべき事"を手にして作ったNTという作品にも意義があるという事だった。
「苦しむだけの命なら、一体何のために生まれてきたのか」
誰もが国と血筋と状況のレガシーと負の遺産の上に生きている。
絡まり合って解けないしがらみの中にあってどんな希望を持って何を正しさの根拠にして生きていけばいいのか。
大袈裟だけどカッコいいガンダムならではの金言が胸を打つ。涙。