くわまんG

機動戦士ガンダムNTのくわまんGのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)
4.0
まだ人は、そのマシンに触れる準備が出来ていない。

みどころ:
サイコフレーム問題を見事解決
相変わらず量産機がカッコいい
出しゃばらない前作キャラ達
ファーストへのオマージュ
もう少し尺が欲しかった
相変わらずダサい主役機

あらすじ:
巨大人工衛星への宇宙移民が実現。その実情は人口増加緩和目的の棄民政策。
80年後、地球住民に対する宇宙移民の独立戦争が起こるべくして勃発。いつまで経っても人類は、私利私欲のために悪意をぶつけ合うだけなのか…。
だが、希望もあった。ニュータイプと呼ばれる人種の出現。第六感での会話が可能で、遠く離れていても痛みや喜びを深く分かち合える。すなわち心が読める。
そこで、旧人類たるオールドタイプの権力者たちは、これをすかさず軍事利用。いつまで経っても人類は…。
それでもアムロが、カミーユが、バナージが、そして名もなき英雄たちが、力を正しく使って人類を救ってきた。いつか人々が、蹴落とし合いの螺旋から抜け出し、魂の平和を得る日を夢見て……。

「だからCCAでやめときゃよかったんだよ!」って言う気満々だったけど、いやぁ良かった(;´∀`)時系列が後の先発作品に繋げる(SWのEp.3→4みたいな)のは本当に難しかったと思うけど、見事にサイコフレームを片づけましたな!

キャラはゾルタンが魅力的、クジャっぽかったな。尺が足りないからか台詞がいちいち激情の吐露で、とっても同情できる。アクシズ返しを目撃していたイアゴ隊長、富野愛に溢れた発言を連発していてアツい。狙撃一点特化機体で支援する前作主人公たち、いい塩梅の先輩ポジ。リタ、ヒソカもビックリ♠ミネバ様、ますますリディが勃○しそうな雰囲気に…笑

相変わらずチートなNT-D連中は放っておいて(個人的に好みじゃないデザイン笑)、主人公がディジェに乗って初登場した時には興奮しましたねぇ♪デブのくせに小銃しか持ってないグスタフカール、ナイスサンドバッグ☆UCの全てを台無しにしたネオジオングも、今回は千手観音やらゼロの咆哮やら、オカルト以外のキ○ガイ武装を貰えてよかったよかった(;´∀`)

三角関係、ヨナとシェザール隊の絡み、ゾルタンの過去あたりはもう少し掘り下げてほしかったかな。せめて尺がもう10分あればな。あとネオジオングⅡはラスボスとしちゃあ少し役者不足だったけど、小さなエピソードだからこんなもんでいいのかも。不満があるとすればこれくらいで、“人類は自身を救う力を手に入れたけど、今使わせると自滅しかねないから、心が成熟(人類総NT化?)するまでお預け”という結びには、異の唱えようがございませんわ♪富野御大原理主義者の方々がディスりたい気持ちもわかるけど、“目に見えない力”を丁寧に扱った、ちゃんとしたSFだったと思いますよ(´▽`)