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昼下がりのsonozyのレビュー・感想・評価

昼下がり(2007年製作の映画)
3.8
2007年 独 アンゲラ・シャーネレク脚本/監督
英題: Afternoon
チェーホフの『かもめ』の登場人物になぞらえたある家族の物語とのこと。
『かもめ』読んでない&英語字幕というハードルにチャレンジです。笑;

ある夏休みの数日、ベルリン郊外の湖畔の家が舞台。
伯父アレックスと住む作家志望20歳のクリスティアンと歳の離れた弟のミンミ。
隣家に住んでいた幼なじみのアグネス(アレックスの彼女だが大学に通うためこの地を離れている)と、アレックスの母で女優のイレーネ(アンゲラ・シャーネレク監督が演じてます)が新しい恋人・作家のマックスと久々に戻ってきた。

このビジュアルに見られるように、清々しい夏の自然光、固定ショット、環境音・・女性監督ならではの感性という感じでしょうか。
個々の対話・やりとりから見えてくる、すれ違い、確執、それぞれの苦悩、不安、幸福、孤独。
一番繊細なクリスティアンはアグネスとイレーネと過ごした事で、ある悲しい決断をする・・

原題「Nachmittag」は、アンゲラ・シャーネレクが立ち上げた制作会社の名でもあるようで、監督の思い入れが強いのでしょうか。

※それにしても、ここにあるAmazonビデオのリンク先が『昼下がりの不倫妻(邦画)』になってるのはアルゴリズムどうにかしてください。Filmarksさん。笑;
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