《俳優陣のパフォーマンスがトップレベル》
【アニメ感】
ジブリ作品としては珍しい"日曜朝のアニメ"チックなデザイン。でも、00年代当時の鮮やかに表現できるようになった色彩ととてもマッチしている。
【アドベンチャー】
猫の世界を脱出するという、かなりストレートな物語。ジブリとしてみると個人的には奥深さは物足りないような気にもなるが、見る人を選ばないような明快なストーリー展開で気軽に見れることは嬉しい。こういうジブリも好き。
【素晴らしい声優陣】
声優陣の素晴らしさはジブリ作品でもトップレベルかも。主役の池脇千鶴が本当に良かった。バロンの袴田吉彦、ルーンの山田孝之はめちゃくちゃカッコいい。ムタの渡辺哲、ナトルの濱田マリはさすがの上手さ。猫王の丹羽哲郎も最高だった。丹羽氏は「クレヨンしんちゃん」の時も上手いなぁと思ったなー。そして、ユキ役の前田亜希は子供の頃から好きだった女優さんなので、当時、起用が嬉しかった。声もすごくキレイでキャラクターに合っている。
【欲を言えば】
ハルが割と初っ端から猫の国に行くのを危険視しているが、もっと危険を匂わせてほしかった。誘いにきたナトルも良い猫にしか見えない。自分だったらひょいひょいついてく 笑。
【総括】
ライトでポップなファンタジー&アドベンチャー作品。に近いかな。とても見やすい。デザインもかわいく、なにより声を担当した俳優陣の実力と制作陣のキャスティング力が光る作品だった。
主題歌、大好き。けど録画してたやつはほとんどカットされてて悲しい。代わりにジブリヒロイン総選挙みたいなオリジナル企画が…。なんでよ 泣。