このレビューはネタバレを含みます
ミステリー物としてはダメだけど、悪いオヤジのヒーロー物として面白かった。
ここぞという遠景が少なくて見た目がテレビドラマっぽくなってしまっているのが残念なものの、登場する人物たちのキャラクター立ちがすごいので、かえってこのメンツの連続ドラマが見たくなってしまうという逆転現象が起こってしまったのでもうこれはこれで。
ただ、登場人物が状況や設定の説明をしていたり、音楽演出が最小だったのは好みだったものの、その音楽が流れる数少ない場面がいわゆる泣きシーンで、そのように誘導するようなものだったりといった作り手側の親切心の部分がかえってお節介に思えてしまいちょっととは。