ふたりでいてもひとりぼっち。
夫婦間に不安がある夕喜子はチビを心の拠りどころにしていた。そんなチビが姿を消した。夕喜子は不安と寂しさでいっぱいになる。
ふたりでいてもひとりぼっちは、ひとりでいるひとりぼっちより、ずっとずっと寂しいと思う。
そんな思いをずっとさせておいて、あんな事言われてもなぁ…。
靴下を脱がしてあげたり、ポイッとしたコートや鞄を拾ってあげたり、それはそれは尽くす夕喜子。旦那さんが好きだから。
それなのに、将棋道場に顔を出して手を振っても無視され、チビを探す費用が10万円と聞き、驚きの顔を見せられ、夕喜子が「私のお金から出しました」と言った時には「もとはおれの金だ!」と言われてしまう…
ひどいわぁ〜やっぱり、あんなこと言われてもなぁ…なんだかスッキリしない。
チビが可愛いい。ヨン様もどきの人は笑えた。心に残したいのはそれくらいかな。けど、ちょっと泣いちゃったなぁ。