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引っ越し大名!のRのネタバレレビュー・内容・結末

引っ越し大名!(2019年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2019年の邦画。

監督は「メゾン・ド・ヒミコ」の犬童一心。

あらすじ

時は江戸時代前期。姫路藩主の松平直矩(及川光博「君は月夜に光り輝く」)は幕府から豊後国日田藩への国替えを命じられる。これまでの度重なる国替えで藩の財政事情が苦しい中、厳封まで言い渡される。そこで直矩は引越し奉行に書庫番の片桐春之介(星野源「罪の声」)を指名する。

星野源が遂に、遂に結婚!!ということで何か星野源主演作観たいなぁと思ってNetflixで観れる今作をチョイス。

いやぁ、しかしガッキーですか…。悔しいけど、「逃げ恥」観ていた人ならはっきりいって誰もが待ち望んでいたカップルですよねぇ。本当におめでとうございます🎉

ということで、本作。雰囲気としては「超高速!参勤交代」みたいな感じ。というか
題材が「引越し(国替え)」というだけでほとんどそれな感じ。

ただ、主要キャストが星野源をはじめ、同じ「おげんさん」ファミリーの高畑充希(「キャラクター」)や高橋一生(「るろうに剣心 最終章The Begining」)といった旬のキャストが華を添える。

あと、今作明確な悪役として向井理(「バイプレーヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜」)が出てるんだけど、ほんのワンシーンしか出ない意外性と贅沢ぶり!!

で、お話部分はと言えば、言ってしまえば地味な「引越し」という題材の中で、引越しの極意を歌にのせて「ねこのて、まごのて、あかごのて〜」と急に歌い出すミュージカルパートがあったり、「断捨離」のパートで晴之介のとんちっぷりを描いたり、大名行列中の暗殺シーンでは高橋一生のアクションがあったり、また「口減らし」のために現代でいうところの大量リストラの苦悩を晴之介に直面させ、ドラマ性を持たせたりと色々と工夫しているところが見受けられる。

特にミュージカルパートの終盤の大名行列のシーンではミュージカルも経験した歌上手女優高畑充希や本職の一つがアーティスト星野源が(僅かながら)歌うパートがあったりとサービスシーンもあったのは良かった。

ただ、やはりいくらコメディ調とはいえ、題材の地味さは拭えず、当時の引越しはそれだけで労力なり経済面なり苦労したんだなぁと感じるばかりでそんなに気分が高揚することはなかったかなぁ。

いや、しっかし本人の草食イメージがあるからか、本作でも「童貞」キャラの星野源が改めていうけどガッキーと結婚かぁ…。夢があるなぁw
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