るるびっち

フォルトゥナの瞳のるるびっちのレビュー・感想・評価

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)
3.0
愛による自己犠牲の美しい話ではなく、単に夫婦のコミュニケーションが取れてないだけ。
ちゃんとコミケ取れてたら避けられる悲劇。

命や人生に関わる事を妻と相談しないで、一人で勝手に決めてしまうのは、夫のナルシシズムじゃないのか。
『ボクの妻と結婚してください』でも大切な事を妻と相談せず、ひとりで決めて満足している。
ひとりで酔って、勝手に犠牲を払って気持ち良いの?
残された方はどう思うの?
それってナルシシズムでしょ。

両作に共通するのは、妻の懐が深く夫の独断先行をどこまでも許すこと。
最後の妻からの視点は、どんでん返しというより蛇足。
妻は何もかも解ってました、何故なら妻も・・・
それを聞いて驚いたり、何て悲しい運命の二人だと泣いたりします?
ただの後だしジャンケンの蛇足。
作者の百田尚樹は、「さすが俺やな~、エエ話書いたなぁ~」とナルシス気分で自画自賛してるだろう。
いやいや、中年男のナルシシズム全開で気持ち悪いだけですよ。
「助けたったで、ドヤ?」っていうの
「皿洗ったったで、ドヤ?」って言ってる旦那と同じ。
その程度で主婦は喜ばんらしいで。
たまに洗ったくらいでは、毎日洗ってる主婦には響かん。
だから毎日、主人公は自己犠牲しないと・・・ツライナァ
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