いはん

天国でまた会おうのいはんのレビュー・感想・評価

天国でまた会おう(2017年製作の映画)
4.3
これは何があっても原作を読まなければと思い、即ポチッとしました。なんと普通に知ってる作家さんでびっくり。

重なる悲劇、戦争下、そして戦争後の無情で不合理な世界が繰り広がる。でもそれでいて明るく、暖かかったりもする。そんな映画でした。エドゥアールの作った仮面が彼の感情を表して、女の子が彼の言葉を伝える。そして、エドゥアールの存在と世界をつなげるアルベール。三人の中では美しい時間が流れるのに、外の世界と触れ合った瞬間崩れる。

天国でまた会おう、
君と僕と、彼女だけが存在する世界で、また会おう。涙が出てもおかしくないのに、涙は出なかった。そうでないなにか重いものが胸にずっしりと乗っかる。涙では簡単に流すことのできない何か重いものが。
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