このレビューはネタバレを含みます
戦争場面から始まり、最初から衝撃。
誰にとっても戦争なんて嫌なもの、終わって欲しいものなのかと信じていたけど、そうだよね、利用する人間だっている訳よね。
あらすじを読み、コンゲームの爽快感を期待していた。
でもどこまでも悲しいと言うか、楽しい場面でも根底に流れる物寂しい雰囲気は消えない。
最初の戦争場面から一転、どこかファンタジーのような現実感のない感じ。
エドゥアールの仮面がどれも美しい…
それがただの仮装や装飾品であればどんなに素敵だろう。
どんなに心躍るだろう。
アルベールがいても(原作本ではエドゥアールと同年代の若者らしい)、絵を描く才能があったとしても、世界は生きるに値しない、と思うまでに心を押しつぶしたのは戦争だ。
日本に住んでいると、戦争って遠い過去、遠い世界のような気分になってしまうけど、忘れちゃいけないなと反省。