戦争で傷ついて、帰還しても傷ついて…
第1次世界大戦の終結目前。エドゥアールは、アルベールの命を助け、顔に重傷を負ってしまう。色んな思いを抱えるエドゥアールは家族に会いたくないと戦死を偽装する…。
なぜ、帰還兵は冷たくされてしまうのだろう。戦死した人は手厚く葬られる。それももちろん大事。帰還兵にだって住みよい国であれば、こんな事にならなかったのではないだろうか。
世の中に復讐を考えたエドゥアール、それを手伝うアルベールと少女。詐欺はうまくいくのか…。
職を失ったアルベールが可哀想だ。アルベールが穏やかに暮らせていれば、彼らはうまく生活出来たと思う。
エドゥアールも父親とまた違った関係が築けたのではないか。
最後が衝撃的だった。なぜ?やっと…だけど…?彼の思いを考えるけど、想像出来ない。
終始重たかったけど、アルベールの人のよさとエドゥアールのお面が和ませてくれた。お面から流れるエドゥアールの涙が印象的だった。