のこ

私は、クロード・モネののこのレビュー・感想・評価

私は、クロード・モネ(2017年製作の映画)
5.0
美術史を変えた芸術家たちの人生にスポットをあてるドキュメンタリーシリーズ「アート・オン・スクリーン」の1作!
印象派を代表するモネ、彼が遺した2,500通の手紙や自身の言葉から今まで知られていなかったモネの一面に迫る😊

昨年からセザンヌやゴッホ、ゴーギャンの映画を観たけど芸術家の私生活は絵が売れないと生活苦で(泣)
モネも同じく前半はお金がない どうしよう~と何度も嘆く。
パリ近郊の中流階級に育ったモネだが想像と違って不遇な前半生~印象派の名前の由来となった「印象、日の出」は展覧会で出品された名作だが その後落選続きで妻が病死、二人の子供をどうやって育てて行こうかとパリから郊外へと移り住む。

その後 印象派の画風が世間で評価を受けだし
描いたものが売れ始め 彼の画家の人生42歳を境に花開いて行く😊
サロンでは人物画人気でそういう作品を手掛けていたが
彼のテーマはやはり「外界の光」! 
光に満ちた風景をテーマに描くことをやめなかった。
「ルーアン大聖堂」拘りのモネは自分が納得するまで描いては消して~何度も何度も描き直す。

あの有名な睡蓮の絵が50代に入ってからの作品
パリから西へ約70キロのジヴェルニーに土地を買い 
池に太鼓橋の架かる日本風庭園を造り 200点以上も
この池の睡蓮シリーズを描いている。
外光を浴びて絵の中の水面は天候や時間帯によって色々表情を変えて行く モネの人生のように~(#^.^#)

絵画好きの方には大満足する作品😊
素晴らしい景色から 重ねるように彼が描いている絵 作品に変わって行く様子はとても素敵!
アート作品なので料金が上がってましたが、今まで見たことがなかった作品が多くすべて解説付きなので
この機会をお見逃しないように~おススメ😊
のこ

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