JunichiOoya

書くが、ままのJunichiOoyaのネタバレレビュー・内容・結末

書くが、まま(2018年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

大阪シアターセブン「MOOSIC LAB 2018」アンコール特集日替わり上映にて。『左様なら』の公開に関連しての企画。実は『月極オトコトモダチ』しか見てなかったので、他のもこの機会にと思って。

14歳の中坊たちの群像劇、というところが少し新鮮。老人のわが身はかつてのNHK『中学生日記』を思い出す。

とはいうものの、①ヒロインの自己表現手段がノートに鉛筆というのがまずついていけず。普通スマホに打ち込んでいくのがやっぱり自然ではないかしら。②ヒロインに寄り添う(ように演出される)姉のキャラクターが不明瞭③そしてなにより保健室の先生とアホ担任の幼さが訳わからん。
ヒロインが、想いを文字にして、それを表現者に作品化してもらい、そして落書きだらけの保健室で一気に昇華させて、閉ざされた空間から飛び出して自己解放へ、という段取りがあまりにぎこちなく、強引で安易。

ちょっと残念な映画でした。
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