パケほ

書くが、ままのパケほのレビュー・感想・評価

書くが、まま(2018年製作の映画)
3.2
息苦しい環境の中で文字に頼る。文字にすることで、なんとか中和される。
他に分けられない中で、唯一助かる方法。見ていて共感できるから、しんどい所。

ゆうき先生によって救われるのかと思いきや支え合うことになるとは。シーンの残し方や異様な絡み方からすると納得出来たので気持ち悪さは無くなったかな。
でも、ここまでの過程でどちらに感情移入するべきか曖昧になったような気がする。苦しい生徒なのか、抗えない先生なのか。いじめを抱える葛藤だと思ったところと不倫だったと。
スッキリしない要因というか。

ひなのの家庭環境も薄ら見えるだけだったので、余計に煮え切らない感が。
先生のためだけになるかな?

序盤にテンポがゆっくりだと思ったけど、急な飛躍。気持ちがついていき辛い。

ライブハウスの辺りは観ていて、ライブに行きたくなった。笑
保健室での演奏も紙が集まっていき、歌が完成していく様子が観れたような気がするので良き。
抱き合うシーンの夕陽など綺麗なところあったなーと。

「先生なんでもないよ。」○
「デマじゃない。好きでした。」○

セリフや展開、内情を考えると少し追いつかない所もある。作られた感。
テンポ、シーンは使い分けてるのかなと。
拠り所なく、バンドに終着してしまう危険も?

ままでありたい。
パケほ

パケほ