書くが、ままの作品情報・感想・評価・動画配信

「書くが、まま」に投稿された感想・評価

やっぱり、感情のままに走るのって映画になる。セリフが少なくて、セリフが良くて、いい映画。
ch

chの感想・評価

3.1
やろうとしていることはわかるし、やろうとしていること自体は割と好きだけど、説得力に欠け、表現方法がどれも寒く感じてしまった。

良かったのは、
気持ちを紙に書くことしかできない女子生徒が初めて心を開く存在としての保健室の先生。先生に対して抱く安心、優越、嫉妬、裏切り、などの感情。家族、家庭環境がふんわり伝わる場面。先生自身が抱える事情。〈対男性の復讐的な構図でもあるような、女性同士のつながりの物語〉をやろうとしたのは面白い。

でも、
いじめられてる子が自分の気持ちが吐き出された大切なノートを無防備に手に持ちながら歩く?いつどこで誰に見られるかわからないのに?シャーペンでなく鉛筆?
教室で「もしいじめられてたら相談して」と聞く男の担任教師、あそこまで相談する気が起きないひどい態度なことある?(後半まで見て、こういう人物像として描きたかったんだなというのはわかった)
保健室の先生、生徒が入ってきて普通はあんな驚いたような対応しなくない?(保健室は身体だけでなく、心のなかに抱えるものがある生徒を受け止める空間でもあるはず)
保健室の露骨すぎる悪質な貼り紙→音楽→脱走&解放も、屋上で紙が舞うのも、やろうとしてることは本当にわかるんだけど、どうも上っ面な画に感じてしまう。
など、引っかかる部分も多かった。
思ったことを口にするって、難しい。
周りみたいに当たり前にできることが、難しい。
だから書く。

書いた言葉は心のままに。馬鹿正直に真っ直ぐな文字列は、どんな言葉よりも純粋。見せたい相手にさらけ出し、伝えたい相手にさらけ出す。

一歩外れたら壊れてしまいそうな雰囲気をギリギリ保ってくれて、綺麗な作品となっていた。
もうすぐ消えるはずの狭い世界のアイデンティティー。祈るだけじゃ助からないし呪うだけじゃ救われないけど、「呪い」って書いて「のろい」と「まじない」と読み分けられるように呪いをいずれお呪いへと変えていけますように。

このレビューはネタバレを含みます

不倫がなんだとかそんなことは置いといて私はすごく好きな作品でした。
生きている社会には吐き出せない言葉でも、紙の上、詞の上ならば誰にも邪魔されることはありません。
そして中村守里さん、素晴らしいです。
この空気を私は知っている、と思った。

他人の顔色を伺って、そう思ってなくても調子を合わせて、表面上では透き通った関係性の底でどろりと泥が積もっていくような、あのなんとも居心地が悪い空気。

主人公の綴る、この空気の上澄みを生きていくには、あまりに真っ直ぐすぎる言葉たちに、心がかき乱された。
メタ壱

メタ壱の感想・評価

3.8
女子中学生・松木さんは学校でイジメにあったりして沈んだ毎日を送っているけれど、その気持ちを声に出して人に伝える事ができない。
口に出したい気持ちを文字としてノートに書き付けていた彼女は、保健室の先生との出会いを通して少しづつ変化してゆく。

中学生の女の子の青春物語だけれど、その年代から大人になった人にまでじんわりと染み込んでくる普遍的なテーマの物語。

みんなが白くて、みんなが黒い部分を持っていて、だから全部真灰色で、誰もが何かに苦しんでいて、言葉は持っていてもそれを他人に伝える事が出来なくて、世の中はそんな人々が緩やかに強く、そして歪に繫がっている所。

そんな世界でも大切な出会いはあって、そういう人に逢えた時、本当の意味で人と繋がれた時、相手を思う気持ちは例えそれが上手く表現出来ないものだったとしても心の中に沈殿していた言葉は相手を救い、自分に力を与える。

その言葉/気持ちは、それがどんなものであれ誰にも否定出来ない大切なものだし、大人になってそれが過去のものになったとしても、その時の自分が抱いた大事な何かは永遠に尊いままなのだと思います。

だから、その言葉を凝縮しメロディに乗せた“音楽”は人の心に響く。
そうやって成長し、変化してゆく人間の一生というのは音楽のアルバムのようなものなのかもしれません。
かっこわるい方がかっこいいときもある
米

米の感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

いじめか⤵︎不倫か⤵︎て観てたけど気付いたら号泣してた
つらい時に寄り添ってくれる人は大切にしたいよね〜
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