ふっくー

ミューズ 悪に堕ちた女神の魂のふっくーのレビュー・感想・評価

3.5
「REC」シリーズのジャウマ・バラゲロ監督作品。この監督意外と真面目なサスペンス映画も作れるのですね(褒めてます)笑笑

ダンテの神曲「時獄篇」で描かれている7人の女神が元になったオカルト・サスペンス。

真面目なサスペンス映画という感じですが、神話系の話が絡むので、そのへんの話が苦手な人だと意味がわからないまま終わる。
自分も神話にはかなり疎いのですが、話の設定としてはなかなか引き込まれました。

ダンテの神曲の7人の女神(ミューズ)が何故か現代に蘇り普通の人間を苦しめている理由、7人のうちの1人が大事にしていた卵のような重要なお守り?的なやつをなぜ危険を冒してまで頑なに返却せず持っていたのか、謎が多くモヤモヤするけども笑。

ただ冒頭に主人公の彼女が「私を永遠に愛すると誓って」と言い残し自殺した理由がクライマックスにかけて、伏線を回収してくれるので、サスペンスとして、なかなかハラハラさせてもらいました。

恐らく日本未公開であると思うけど、隠れた良品ミステリー映画として、面白かったので評価は高めで!笑笑
ふっくー

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