ピロシキ

マックイーン:モードの反逆児のピロシキのレビュー・感想・評価

3.7
その名を聞いて真っ先に頭に浮かぶのは、ビョークの『ホモジェニック』だったりする。前衛的創造的革命的、でもなんか影があって病んでた人、という知識のみ。だからもっと知りたくて勉強のつもりで観に行った。結局自殺してしまう人のドキュメンタリーだしある程度覚悟はしていたつもりだったけど、案の定ものすごく暗い気持ちになった。

天才としてのプライドと、天才で居続けることを要求されるプレッシャー。アレキサンダー・マックイーンは、アレキサンダー・マックイーンでいることに疲れてしまったのではないか。心身を擦り減らして生み出されたアートの根っこにあった「孤独」を浮き彫りにする、悲しき実話。
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