なかけ

マックイーン:モードの反逆児のなかけのレビュー・感想・評価

4.0
「結局、人はみんな別々の存在なんだ。独自の考えがある。」
まだ世間が注目し始めた駆け出しの頃のマックイーンの言葉だが、
厭世主義でもニヒリズムでも何でもなく、ましてや孤独ぶりたいわけでもなく、すべてこの言葉に尽きる。

彼が何を思って服を作ったのか、何を思って服を作り続けたのか、何を思って命を絶ったのか。リー・アレキサンダー・マックイーンは何を考えていたのか。この映画を2時間観ても分かる、わけはない。

彼の人生を定義する紋切の言葉をすべて排して、彼自身に少し思いを馳せてみる。おこがましいけども、割といい友達になれそうな気もする。この映画を2時間観てて思った、ことでした。
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