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マックイーン:モードの反逆児のsicklychicのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

アレクサンダー・マックイーンと言えば
ビョーク。そして冨永愛さん。
奇抜で不思議な服…
だったのが、
ハイ・ファッションが気になり出してからショーを観て、衝撃を受けたのがジョン・ガリアーノとアレクサンダー・マックイーンでした。

いつかアレクサンダー・マックイーンの服を観に行こうと思ってしばらく、彼の訃報を聞きました。丁度、裏原にブランドポスターが大量に張り出されていて、妙に切なくなった思い出があります。

そんなアレクサンダー・マックイーンの、デザイナー時代の軌跡を追ったドキュメンタリー。イメージしていたのとは随分人物像が違ったけど、vossは死ぬほどかっこいい。そして、気分屋ではあれど、周りの人を大切に生きたマックイーンの、文字通り駆け抜けた半生が垣間見れる作品でした。
全編に渡って情熱が溢れてる。

めちゃくちゃな人だけど、結果、色んな人に愛されていたんだということが伝わってくる映画でもあります。

vossの真ん中の箱のモデルを務めた作家の方が、「ショーの後、大量の花束が家に届いていて、そこにはアレクサンダーからのメッセージ『今日は本当にどうもありがとう、きみはとても美しいよ!』」というエピソードをどこかで読んで、人柄が見えた気がしました。

デザインだけでなく、テイラーと向上心で鍛えた技術に裏打ちされた服は、アイディアだけではなく、どこか洗練されていて、ボディが着るとそれはそれは美しいラインが浮かび上がる。エンドクレジットが出る間際にそれに気がついて、一瞬息を呑みました。

服は着るものだけど、それだけじゃない。それを体現できるのがアレクサンダー・マックイーンの作る服だったのかもしれません。