はじめに曲に関して。
Arabian Nights, Prince Aliあたりはパーカッシブでオリジナルより好き。
が、問題はアラジン、いやディズニー史上最重要ソングのA Whole New World。ドラムとベースを入れるという愚行……弦と笛とピアノだけのオリジナルにあった、絨毯飛行のマジカル感、ファンタジー感が台無し。エンドクレジットverのA Whole New Worldじゃんこれでは。
そして新曲Speechless。ソロ曲がなかったジャスミンに見せ場を作ったのは良いし、ナオミ・スコットの歌は素晴らしいけど、肝心な曲のテイストがアラジンに合ってなさすぎる。この場面だけ急にアナ雪みたいになる。折角出会いの場面でウード弾いてるのにアコギって何。
映像に関しては期待通り派手で装飾過多でよかった。ただ、ジーニーのカオスなアニメーションが好きだったので実写は流石に再現の限界を感じた。
ロビン・ウィリアムズ演じるオリジナル版ジーニーがあまりにも偉大すぎて、何ならオリジナルのアラジンの魅力の8割はジーニーなので、ウィルスミスは大変だっただろうけど、ウィルスミス版も人間らしくてこれはこれで良かった。最後のストーリー改変も好き。一方でサルタンとジャファーは魅力半減した感。
最後に、エンドクレジットのanother one... DJ Khaled!!!で余韻がだいぶ萎えた。
